ちゃこの病気




 以前なった病気〜現在 
膀胱炎 気管虚脱 ガマ腫
マラセチア性皮膚炎 子宮蓄膿症 クッシング症候群
糖尿病 乳腺腫瘍 腎嚢胞
腎不全 - - - -




病名 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)


 どんな病気なの? 

副腎とは腎臓の上部にある小さな臓器で色々なホルモンを分泌しているところで生きていくうえで非常に重要な働きをしています。

この臓器の機能が異常に高まってホルモンが過剰に分泌されてしまうことを「副腎皮質機能亢進症」と言います。

これには3つのパターンがあり「下垂体クッシング」、「副腎腫瘍性クッシング」、「医原性クッシング」があります。

ちゃこの場合は「下垂体クッシング」とゆうことで脳に腫瘍があるそうです。

手術は非常に困難で危険がともなうそうなので薬剤による内科療法で治療しています。




 どんな症状なの? 

多飲、多尿、多食、また皮膚が薄くなりお腹は太鼓のように丸く膨らみます。足も細くなります。

痒みのない左右対称の脱毛もあります。二次感染により真菌、アカラス、アレルギー、細菌感染などで痒みを併発します。



 どんな治療をすればいいの? 

副腎皮質ホルモンを分泌する副腎の細胞を壊す薬を一生飲み続けます。

薬は「オペプリム(ミトタン)」、「ケトコナゾール」の2種類があります。薬自体かなり強く副作用がみられることがあります。
これらの薬は高額なため、治療の途中で断念してしまう飼い主さんもいるようです。





病名  糖尿病


 どんな病気なの? 

血糖値をコントロールするインスリンが不足してしまう病気です。



 どんな症状なの? 

多飲、多尿、多食 多食のわりに痩せている。

白内障です。



 どんな治療をすればいいの? 

病院で決められたインスリンの量を注射する。

食事のコントロールと適度な運動です。





病名  マラセチア


 どんな病気なの? 

酵母性外耳道炎と呼ばれています。

マラセチア菌はもともと健康な犬や猫の体に普通に常在する菌ですが、色々な要因で異常に繁殖しすぎると

病気を起こしてしまいます。脂分を好み、高温多湿の環境で活発に増殖します。

皮脂の分泌の盛んな犬種、コッカースパニエルやシーズー、垂れ耳の犬種は通気性が悪いため

マラセチア菌が繁殖しやすい。


マラセチアは耳の中だけではなく、体にも付着します。

そのため、マラセチアの皮膚炎を起こします。毛はベタベタとして体をコットンで拭いただけでも

茶色い汚れが付きます。



 どんな症状なの? 

耳の痒み、耳の中の悪臭、耳の中が赤い、耳垢が茶褐色や黒っぽい色をしている。



 どんな治療をすればいいの? 

点耳薬です。


また皮膚炎を起こしている場合は・・・

シャンプーで体を清潔にする。

抗生物質や抗真菌剤などの投与も必要になります。





病名  腎不全


 どんな病気なの? 

腎臓の機能が低下することを腎不全といいます。

その原因となる異常の部分と障害を起こしている部分によって
『 腎前性・腎性・腎後性 』 ( じんぜんせい・じんせい・じんごせい ) とに分類されています。

腎前性 の腎不全は腎臓以外の部位にトラブルが発生し、そのために腎臓に障害が及ぶケースです。

例えば重度の脱水や貧血、うっ血性心不全、副腎皮質機能低下症 ( ふくじんひしつきのうていかしょう )、フィラリア症などが原因で循環障害が起こり、

腎臓へ流れる血液量が変化することで引き起こされます。

腎性 の腎不全は腎臓そのものが障害となるもので、薬物などの中毒、寄生虫、子宮蓄膿症および様々な感染症、

腎結石、腫瘍、外傷、先天的な異常などが原因となります。


腎後性
の腎不全は尿路系のトラブルが原因でおこります。

例えば、尿石症で尿道が閉塞 ( へいそく ) したり、膀胱の腫瘍やヘルニアなどによる変位や反転、

外傷性の破裂や穿孔 ( せんこう ) などで排尿が妨げられることが原因になります。



 どんな症状なの? 

初めに現れる症状は多飲多尿です。たくさん水を飲んでビックリするくらい大量の尿がでます。

眠っている時間が長くなり、毛のつやが悪く痩せてきます。

徐々に食欲が低下して元気がなくなり、貧血が進むと歩くときにフラつく様になります。

嘔吐を繰り返し、下痢をすることもあります。

尿毒症を起こすと口臭が強くなり、口腔に潰瘍ができることがあります。




 どんな治療をすればいいの? 

家庭での食事管理です。腎臓の機能に負担をかけない様に作られた処方食を与えることが安全です。

いずれも低蛋白、低リン、低ナトリウムという形で調整しており、

腎不全の進行を抑え、全身性および腎性高血圧を防いで慢性腎不全の延命に効果的。


その他には獣医師に指示された食事以外のものを与えることがない様に気をつけてください。





 ちゃこが飲んでるお薬 
 クッシング用 OP-DDD(ミトタン) - 副腎皮質ホルモンの産出を抑制する薬 ・・・
 皮膚用 ホスミシン 抗生物質 細菌を殺菌する薬 副作用は吐き気、軟便など
重い副作用は激しい腹痛、下血など
バイトリル 抗生物質 膀胱炎の炎症を抑える役目もある。 副作用は食欲不振、皮膚の変色など
アタラックス 痒み止め 不安や緊張を抑える役目もある。 副作用は眠気、めまい等
重い副作用は黄疸、呼吸困難など
ケトコナゾール 抗真菌剤 マラセチア等のカビに効く薬 ・・・